1月マイナス金利解除が濃厚も視界不良の日銀「次の一手」│女性用性感マッサージsofre女性向け風俗
2023/12/23 会社四季報
12月18~19日の金融政策決定会合で、日銀はマイナス金利政策の解除を見送った。それでも、今年の10月まで消費者物価上昇率が2%目標を19カ月連続で上回る状況が続く中で、来年初頭にはマイナス金利政策の解除が行われるであろうことはある程度、既定路線となっている。
1月解除が有力か
日銀は、マイナス金利政策解除の条件のひとつとして、持続的な賃金上昇を挙げており、来春の賃金交渉の動向を踏まえて判断を行おうとしていると見られている。その賃上げは今のところ順調に進むとみられており、それを確認したうえで3月か4月の決定会合で解除を決めるというのがもともとのシナリオであっただろう。
ところが、ここにきて、来年3月にはアメリカが利下げに転換するという予想が強くなっている。日本がマイナス金利政策の解除に踏み切り、ほぼ同時にアメリカが利下げをすれば、為替が大きく円高に振れ、株式市場も動揺するはずだ。それを避けるためには、1月の決定会合(22~23日)で動くほうがベターだろう。
今月19日の会見で植田総裁は、「アメリカが動く前に焦って政策変更しておくという考え方は不適切」と発言しており、それはその通りなのであろうが、現実問題として日銀が自分たちの都合だけで政策判断をすることはできず、市場に大きなインパクトを生じさせないタイミングというものを考えざるを得ないのもまた事実であろう。したがって、タイミングとしてはやはり1月が最有力ということになるのではないか。