呼吸法|女性用性感マッサージsofre
呼吸のコントロールが自律神経活動の過度な反応を低減し、不安や緊張状態を抑える働きをもっていることが分かっています。
不安なとき、緊張しているときは、呼吸に意識を向け、深くゆっくり呼吸をすると、不安や緊張、ストレスを和らげ、リラックスや安心を感じます。
もっと副交感神経を優位にしたいときは、身体全体の力を抜き、ゆったりとした服装で、目を閉じて、呼吸に意識を向け、胸ではなく下腹部で、大きく、吸う呼吸より、吐く呼吸を長く、ゆっくりにすることが重要であることが分かっています。口(鼻)から吸い、吐くときは、口を小さく開けて、口から吐くと空けるとやりやすいです。
※吸気時 には交感神経が充進する一方、吐く時には、副交感神経が充進するため、吐く時間をゆっくり長くします。
※呼気に合わせて意図的に身体の力を抜 くことにより、筋の緊張が取り除 かれ、ストレスや緊張によって、無自覚に生じてしまう内受容感覚器の興奮が減弱します。その結果、大脳の感覚野に広範囲に投射される刺激量が減少し,リラックス感が認知されます。そのリラックス感を受けて,運動神経、自律神経中枢を介して、身体感覚、内臓の働きの変化としてリラックス反応が現れます。
※鼻から息を吸うことは、感情を司る脳領域である扁桃体の電気活動を引き起こし、それが恐怖に関連する物事の記憶に関連しています。
睡眠前の呼吸調整は、睡眠効率の改善ももたらすということもあります。
呼吸コントロールによって、緊張時に発生するベータ波は減少し、優勢となるアルファ2波は「爽快ですっきりした感じ」を反映します。
呼吸コントロールは、不安、抑うつ、怒り、運動、芸術パフォーマンスにおいては、比較的大きな効果があります。
呼吸コントロールによるα波活動の変化、さらにはそれによって生じる精神的な安定や覚醒感はセロトニン神経の活性化に繋がっているしていて、セロトニン神経は脳の覚醒状態に関与し、さまざまな脳活動を修飾する働きをもっていることが示されています。
その他、息を吸うときの心拍数増加に対しては血圧の低下が生じる。このような血圧低下は圧受容体反射を刺激して心拍数の増加を促そうとする。他方、息を吐くときには心拍数の減少と血圧の上昇が起こる。呼吸調整による刺激を与えることで心臓血管システムに共鳴が起こり,心拍の変動が顕著に増大すると考えられています。
※共鳴とは,ある振動をもったシステムに対して同じ振動の刺激を他から与えると当該システムの振動の振れ幅が増大する現象。呼吸調整以外にもリズミカルに筋を緊張させたり,情動刺激を呈示した場合にも共鳴効果が現れます。